不憫 非条理 悲しみ 〜タツノオトシゴは真の紳士〜

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とある女性との出会い

 

初投稿は自分が考えていたより目を通していただいたようで大変ありがとうございます。引き続き退職後の自分の生活を晒そうと思っていたのですが、最近ある女性と知り合い、思う事があったのでそれについて書こうと思います。

冒頭のタイトルにある言葉は正直好きな言葉ではない。なぜなら僕の中の解釈では、自分が持ち合わせている事柄に対して、欠けている、あるいは持っていない人間を見下し、蔑んでいる時に使う言葉に聞こえてならないからだ。

それでもこれらの言葉をタイトルとして付けてしまった。

簡素に書こうと思う(あまり長たらしい文章は読みたくないだろうから)

 

彼女とはネットで知り合った。アプリやネット、SNSで知り合うのは現在ではさして珍しくないだろうし、経緯なんかは省こうと思う。

北陸の某所から、これまたネットで知り合った彼氏に呼ばれ、静岡で彼と小さなアパートに住んでいるらしい彼女は、幼少より元々コミュニケーションが苦手で24歳になる現在まで、同性の友人がいた事がないと、僕に話してくれた。だから友達を探していた、と。僕もあまり人と触れ合うのが得意な方ではなく、引きこもった時期があったので話を聞く事にした。

僕らは電話をするようになった。ある夜彼女の方から電話をくれたのだ。内容は職場で誰とも話せなくて辛いとの事だった。

過去のトラウマから人の視線を過剰に気にしてしまい心が開けず話せないと言う。

何を喋っていいかもわからないし、話しかけられると頭が真っ白になってしまうらしい。故に職場で孤立し職場に行こうとすると動機や息切れを起こすまでになっていた。

ついでに恋人も非協力的な上にパチンコにお金を溶かす日々を送っていた彼女は、何としても働かなければ、部屋の掃除をしなきゃダメなんだと自分に言い聞かせていて、それでも上記の事をやろうとすると発作を起こし、ベッドから動けないという日々を送っていた

 

アパートはゴミに埋もれ、家賃や光熱費の支払いは滞納が続く。誰がどう見ても良い状況ではない。日常の生活もこなせなくなっていると聞いた僕は、さすがに適切な医療措置やケースワーカーの相談を受ける事を勧めたが、彼女は病院に行く事さえも怖いと言う。

何故そこまで異常に人目を気にし、日常生活に支障をきたす程に、己の行動にまで脅迫観念に近い暗示をかけて自分を追い込むのか気になったのだけど、電話のやり取りを続ける内に、悲しい過去の出来事を話してくれるようになった。

 

 

幼少時のトラウマ

 

 

3938030 / Pixabay

 

聞けば幼い頃から彼女は母親から日常的な虐待を受けていたようだ。母親の機嫌が悪ければ’それ’は起きた。そうした肉体的な折檻のみならず、精神的な部分でも彼女は事あるごとに否定されてきた。

具体的な例としては好きな洋服を着ようとすると「あんたには似合うわけがない」と言われ別の服を着させられた。

数少ない友人を呼ぶと「家に入れないでほしい」と言われた。現実逃避をする為にゲームに熱中するとゲームを取り上げられた、等々だ。

僕も子供の頃には親や大人達から否定の言葉を受けた経験があるからわかるのだけど、好きな物や行動を否定されるというの経験は、その後の人格形成や自尊心に多大な影響やダメージを与えるのではないかと思う。それが親なら余計に。

こんな事をして怒られた、親を不快にさせてしまったとうメモリーは、やがて思考や挑戦への一歩を逡巡させ、また、どうせまた怒られるという一種の諦め癖もついてしまう。

そして最も悲しいのは、自分が愛されていないのではないか?という不安や動揺が根を張って抜けなくなる事だと思うのだ。

 

壮絶な過去

 

彼女の人生の過酷な運命はまだ他にもある。彼女が9歳の頃にある手術を受けたのだそうだ。後にわかった症例は子宮頚がん。当時両親は彼女に病名を告げず、悪い病気だと告げられただけだったそうだ。年頃の娘が傷つかないように、そしてまた打ち明けにくいという事情もあっての両親なりの配慮から来る結論だったのだろう。彼女自身が自分に卵巣がなく、自分は一生子供が産めない身体なのだと知ったのはそれから8年後の17歳の時だったそうだ。私は普通の女の子でもない、子供も産めない、学校では馴染めない、何の価値があるのだろう?何の為に生きてるの…?

彼女はそれから心の隙間を塞ぐ為なのか、複数の異性に会い、すぐに肉体関係を結んでは別れる、という行為を数年繰り返したらしい…。

 

壮絶な過去〜その2〜

 

それから彼女が中学の時、父親が自殺をしたらしい。彼女自身は今でも本当の原因が何かを知らないという。

借金があり、ヒステリックで娘を愛していない妻と、友人を作れず孤立し女性としての機能を無くしてしまった娘。

彼は父親として、一人の男として自分を攻め、人知れず孤独だったのではないだろうか?母親より、どちらかと言えば父親が好きだったと言う彼女の言葉を聞いた時、僕は言葉をかけられなくなってしまった

 

 

何で産まれてきたの?

 

書いていたらついつい長くなってしまった。彼女との関係は今でも続いていて、今後も関わっていくつもりだ。

僕に対しても、父性を確認したいのか、あるいは自分が女である事を確認する為なのか、肉体関係を持とうとしてくる。

でもそんなのは悲しいし、自分を傷つけるからやめようと止めている。

SEXしている時だけは落ち着くと言う彼女だけれど、終わった後はいつも虚無感でいっぱいになると言う。刹那の快楽なんて何もくれない。君のこぼれたパズルのピースはそんな事じゃ埋まらない。絶対に。

彼女が電話の度にポツリと呟く一言が凄く刺さるのだ。

 

「私は何のために生まれてきたの?」

 

 

今更だけどタイトルと内容が合っていない気がする。「毒親」とか「とある女性」とかの方が良かったのだろうか?まあいいや。ラフなままの方がいい事もあるし。編集や後戻りは性に合わない。

世の中には僕の知らないとこですごく大変なハンディを背負って生きている人達がいる。

それは肉体的であったり、精神的にであったり、千差万別だけど。

とりわけ不妊というのは女性にとってとても辛い身体の欠陥だと想像する。

僕は男で完全に理解はしてあげられないのだけれど、やはり愛した男の子供を産んでやれないというのは強烈な自己否定に繋がる気がする。人間もタツノオトシゴのようにオスが子供を産めたらいいのに(タツノオトシゴはオスメスが協力して子供を産む珍しい生物だ)

結果まとまりない文章になってしまったけれど読んでくれた方はありがとうございます。また何か書こう。今度は短くね。

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